“ダメだった自分”を超えたいあなたへ

このブログの全ては、自分を責めていた“あの頃の私”に向けて書いています。

『教師 悩み』で毎晩検索してしまう先生へ:学級崩壊を予防する"コントロール思考"からの解放法

「4年目なのに学級崩壊しそうで毎日が怖い…」あなたも安心できる『本当の予防法』と心の持ち方

『あぁ…今日も学校か...』と、
起きた瞬間から嫌な感情で思考が停止する…

 

リュウヤ君が授業中に立ち歩く度に、
心臓がバクバクする。

 

『今日こそ学級崩壊するかもしれない』

という恐怖で、学校に向かう足が重くて重くて仕方がない。

 

4年目なのに、まだこんなことで悩んでいる自分への情けなさ。

 

同期はもうベテランらしく見えるのに、
私だけが取り残されている感覚。

 

もしかして、あなたも同じような気持ちで

毎朝を迎えていませんか?

 

【この記事を読むと分かること】

✅ 学級崩壊への恐怖が生まれる「本当の原因」

✅ 毎朝の胃痛・不安から完全に解放される方法

✅ コントロール思考を手放すことで起きる「教室の変化」

✅ 子どもと共に歩む新しい教師として生まれ変わる具体的ステップ


私も、全く同じでした。

でも、ある日気づいたんです。

 

この恐怖には、実は明確な正体があることに。

なぜこんなに怖いのか、一緒に考えてみませんか?

「学級崩壊」は、教員として生きていくうえで死活問題です。以下をあわせて読むことで理解度は全く変わってきます。 ↓ 

子どもをコントロールできない恐怖

この恐怖の裏には、もっと深い不安が隠れています。

「4年目なのに、まだ基本的なことができない...」

「同僚や保護者からの評価が...」

「隣のクラスは静かなのに、私のクラスだけが...」

「教師としての存在価値を否定される...」

そして、その奥底にある最も恐ろしい感情。

「教師になった人生選択が、全て間違いだった」

 

この絶望感こそが、あなたを苦しめている

恐怖の正体と言えます。

 

同僚の「美咲先生のクラスは大変ねぇ...」というヒソヒソ話。


リュウヤくんの母親からの「指導方法について相談が...」という電話におびえる夜。

 

深夜に「教師 辞めたい 4年目」と検索している自分への嫌悪感。


これが、本当に苦しいんですよね…

でも、ここまで読んでくださってるあなたなら

「もう大丈夫」。

コントロール思考は、意図的に変えられるからです。

 

恐怖の正体は「コントロール思考」

多くの先生が信じ込んでいる、ある思い込みがあります。

「子どもをコントロールできて当然」

「言うことを聞かせられない = ダメな教師」

「毅然とした態度で制圧すべき」

 

これらは全て間違った正義感です。

 

コントロール思考の問題をご存知ですか?

 

コントロールしようとすればするほど、

子どもは反発してしまう。

 

反発されるほど「自分はダメだ」と自己否定が深まる。

 

そして自己否定が深まるほど、さらにコントロールしようとする。

完全な悪循環ですよね。

 

でも、『本当のこと』をお伝えしますね。


学級崩壊の恐怖は、あなたの

指導力不足原因ではないです。

 

『子どもをコントロールしなければ』という

思考こそが、あなたを地獄に突き落としている犯人。

 

なぜコントロール思考が教師を破壊するのか

コントロール思考の破壊の流れを、段階的に見ていきましょう。

1段階:期待と現実のギャップ

「4年目なら子どもをまとめられるはず」という周囲の期待。

でも、リュウヤ君が「ミチ〜、この問題わかんない」と

授業中に大声で叫んだ瞬間、その期待は粉々に砕け散る。

「4年目なのに、なぜできないの?」

 

この困惑こそが、地獄の始まり。。。

と言えるでしょう。

 

2段階:努力の空回り

リュウヤ君、座りなさい!」

 ↓ 

「えー、やだ」

 ↓ 

「みんなも、静かにしてください」

 ↓ 

教室がさらにざわつく。

「立ち歩きたいんなら、教室から出なさい!」

 ↓ 

「別にいいよ〜」

こんな感じの、毎日、毎日の敗北感。

「こんなに頑張ってるのに…」

この絶望感、あなたにも思い当たることはありませんか?

 

3段階:自己否定の連鎖

職員室で聞こえてくる声。

「○○先生のクラスは本当に素晴らしいわね」

「△△先生は4年目なのに、もうベテランみたい」

そして心の中で比較する自分。


「私の指導力が足りないんだ」

「4年目なのに、まだこんなことで...」

「他の先生はうまくやってるのに…」

「教師に向いてないのかも…」

 

毎日、毎日、自分を責め続ける日々です。

 

4段階:恐怖の支配

毎日、朝3時に目が覚めて、すぐに今日の授業のことを考えてしまう。

 

リュウヤ君が今日は何をするか不安で胃が痛い。

 

同僚の視線が「また美咲先生のクラスが...」と言っているように感じる。

 

保護者からのメールの通知音に心拍数が急上昇。

こうなると、もう学校に行くことすら苦痛になってしまいます。

 

5段階:人生全否定

「4年間、何を学んできたんだろう」

「教師になったこと自体が間違いだった」

「この仕事を選んだ人生が無駄だった」

これは、完全な絶望状態といえます。

 

これが、コントロール思考が引き起こす

負のスパイラルの仕組みと言えます。

 

科学的にも、コントロールできないストレスは学習性無力感の典型例とされていて、うつ状態燃え尽き症候群の直接的原因なんですね。

 

思考転換による解放の実例

私自身の体験をお話しします。

私も、教師になりたての頃はリュウヤ君のような子への注意がエスカレートしていました。


「なぜ言うことを聞かない…?」という苛立ち。

毎日の胃痛と不眠、同僚への劣等感。

「俺は、なんてダメなやつなんだ…」

 

毎晩、こう思いながら眠りについていました。

 

転換の瞬間:ある日の気づき

ある日、リュウヤ君がまた授業中に

「授業つまんねー!!」と大声で言った時、

いつものように「静かにしなさい」

注意しようとした瞬間...

 

いつもより疲れていた(というか、イライラしていた)

私の頭の中は、こんな感じでした。

 ↓ 

…う〜ん、、、

またコイツか…

でもなんで俺は、こんなにイライラするんだ…?


ここで、なぜか私は、こういう考えが浮かんだんですね。

 

…ちょっと待てよ…?

俺は何がしたいんだ…?

……

……

リュウヤをコントロールしたいのか?

……

でも、コントロールされるのって普通イヤじゃね…?

 

その時、衝撃的な気づきがありました。

「自分だって、管理職に『こうしろ』と言われると反発したくなる」

「子どもも同じ人間。コントロールされたくないのは当然だ」

そして

「問題は、リュウヤ君じゃない」

「俺の中の”コントロールしたくても出来ない思い”だ」

こんな感じで「コントロール思考」について

明確に意識しました。

この気づきが、すべてを変えてくれたと思ってます。

※詳しくは以下でも書いてます ↓ 

 

新しい教育観に変化

✅️制圧者 → 伴走者

✅️言うことを聞かせる → 一緒に考える

✅️従わせる → 理解し合う

✅️管理する → 支援する

 

こんな感じで、私の視点は全く違うものに変わりました。

コントロールの放棄による変化

次の日、リュウヤ君が鉛筆を忘れたうえ、

周りを巻き込んで騒いでいるとき、

私は近づいて小さな声で聞いてみました。

 

リュウヤ君、鉛筆忘れたのか」

「…困ってるんだな?」

「どうしたい?」

 

すると、初めてリュウヤ君が真顔で答えてくれたんです。

「忘れたくない…」

「…でも、いつも忘れ物してしまうから…」

「怒られるから言えなくて...」

彼のその話を聞いた時、涙が出そうになりました。


彼は問題児じゃなかった。

ただ、助けを求めていただけだったんですね。

 

それに気付けなかった、というか

彼をコントロールしようとするだけで、本人のことを

全く理解しようとしていなかったことから起きた

「完全に私のせい」だったんですね。

※彼はもともと「発達障害の疑いあり」という引き継ぎを受けていました。診断結果ではなく、これまでの見取りによるものでした。

 

恐怖からの完全解放

気付いたからと言って、すぐに解決できる問題ではなかったですが、少なくとも私のなかでの視点は完全に変わりました。

そのおかげか、それ以降は朝の胃痛がだいぶ良くなり、同僚の視線も多少はスルーできるようになりました。

一度だけ、リュウヤ君の母親から「最近、学校の話をしてくれるようになりました」という嬉しい連絡をいただくことができました。

 

新しい現実:共に歩む教室

リュウヤ君への視点が変わると、不思議なことにクラス全体の雰囲気が温かくなりました。

間違いなく、「子どもをコントロールしなければ」という強迫観念から開放されたからです。

そして何より嬉しかったのが、ある日リュウヤ君が「先生、おはようございます」と小さな声で朝の挨拶をしてくれたこと。

小さなことかも知れませんが、

私にとっては何より嬉しい変化でした。

 

最重要ポイントをお伝えします。

「子どもをコントロールしない」≠「放任する」

「子どもと共に歩む」= 「新しい教師の在り方」

 

これが、本当の学級崩壊予防法だと実感しています。

 

コントロール思考からの解放こそが本当の予防法

学級崩壊の本当の予防法は、テクニックではありません。

コントロール思考を手放し、

子どもと共に歩む気持ちを決めることです。

 

あなたが毎朝感じている恐怖は、

あなたのせいではありません。

 

コントロール思考という

間違った考え方に影響されていただけなんです。

 

その考え方を変えれば、あなたは必ず

「子どもからも保護者からも感謝される教師」

になれます。

 

「子どもをコントロールする教師」ではなく

「子どもと共に歩む教師」として、

自分の視点を見直してみませんか?

 

きっと「あの子」の成長を見ることが楽しみになるはずですよ^^

 

PS.

私も、教師になりたての頃は完全に「コントロール思考」に支配されていました。特に初任はもちろん、4年目のあたりがひどかった。「もう4年もやってるのに、なぜうまくいかないの?」という焦りで、毎日が地獄でした。

子どもが言うことを聞かないと、自分の存在価値が否定されたような気持ちになって...夜中に「教師 向いてない 4年目」と検索していた自分が恥ずかしくて仕方ありませんでした。

でも、コントロール思考を手放した瞬間、すべてが変わりました。朝の胃痛が消え、子どもたちとの関係が温かくなり、保護者からも感謝されるようになりました。今思えば、あの苦しみは全て「間違った思考」が原因だったんですね。

実は先週、ある4年目の先生からこんなメッセージをいただきました:

・毎朝吐き気が止まらなくなり、ついに仮病で学校を休んでしまった

・同僚には『体調不良』と言いましたが、本当は心がキツい

・このままだと本当に教師を辞めることになりそう…

というような内容でした(このことを記事にとりあげることについては了承を得ています)。

この先生も、当時の私と全く同じ状況だったんですね。

でも残念ながら、コントロール思考は放っておくと確実に悪化します。私が見てきた限り、だいたいこんなパターンだなと感じます

  1. 思考を変えて、子どもたちとの関係を劇的に改善する
  2. 現状維持のまま、毎日を苦痛と共に過ごし続ける
  3. 心身の限界を迎えて、休職または退職する

実際に、(もと)同僚で3番目の道を歩んだ方もいます。「もっと気にかけてやれていれば...」と、今でも後悔しています。

コントロール思考を手放す方法は、一人ひとり違います。あなたのクラスの状況、今までの指導の経緯、リュウヤ君のような子との関係性...すべてが関わってきます。一般論だけでは、なかなか具体的な変化は生まれないのが現実。

あなたのクラスの「リュウヤ君」は、どんな行動をしますか? 今まで、どんな指導を試してみましたか? そして今、あなたが一番恐れていることは何ですか?

これらを具体的に教えてください。

もし、少しでも「話を聞いてほしい…」と思った方は、できれば今夜中にお送りください。なぜなら、月曜日の朝を迎える前に、少しでも心を軽くしてもらいたいから。週末の間に気持ちの整理をして、新しい気持ちで来週を迎えませんか?

私は相談をもらった方には、一人ひとりの先生の状況をじっくりお聞きし、その方の状況に合わせた具体的なアドバイスをお返ししています。そのため、すぐにお返事できない場合もありますが、必ずお返事いたします。

4年目なのに基本的なことで悩んでいる...そんな風に自分を責める必要はありません。あなたが悩んでいることは、実は教師として成長するための大切なプロセスなんです。

本当に苦しんでいる先生、どうしても現状を変えたい先生、一人で抱え込んで辛い思いをしている方は、遠慮なくご連絡ください。一緒に、あなたの教室を温かい場所に変えていきましょう。

連絡先:neotoriga2@gmail.com