“ダメだった自分”を超えたいあなたへ

このブログの全ては、自分を責めていた“あの頃の私”に向けて書いています。

【※暴露します】『やんちゃな子どもに効果的な対応』11の間違い。学級崩壊させてしまう前に伝えたいこと

検索上位から消えない『学級崩壊に近づく方法』

「もうダメだ・・・」

 

やんちゃ対応の方法を試してるのに、

なぜかクラスが崩壊していく。

私は15年間、そんな教師の姿を見てきた。

 

そして、自分自身もその一人でした。

 

毎日ネットで「やんちゃ 対応」と検索し、出てくる情報を信じて実践するたび、教室の状況は悪化する一方。


その「誤った認識」により、私自身はクラスを崩壊させ、何人もの同僚が精神を病み、何人もの子どもが見捨てられる様子も、この目ではっきりと見てきました。

 

【※追記】

もしあなたが明日の朝、やんちゃ君に「今日は集中してるね!」と声をかけるつもりなら…。

その褒め方、実は関係を破壊する爆弾になる可能性があります。 なぜ『褒めれば変わる』が現場で通用しないのか?

「伝わらないやり方」で褒めてしまうと、やんちゃ君の心は確実に離れていきます。 実践編シリーズ第一弾で、その危険な話をしてます ↓ 

 

あなたも、同じ苦しみを抱えていませんか?

「どうしても児童が言うことを聞かず、泣きそうになりながら毎朝教室に向かう…」

「保護者からのクレームが怖くて、夜も眠れなくなった…」

「子どもの目が死んでいて、自分のせいかもしれないと思うと胸が痛む…」

 

検索欄に「やんちゃ 対応」と打ち込み、出てきた情報を盲信してしまい、深く考えず実践した結果、私は地獄を見た。

というか、地獄を作り出してしまった。

 

今この瞬間もどこかで誰かが、同じように崩れ落ちているのかもしれない。

 

その光景を、私はもう見過ごせない。

それが今、この記事を書いている理由です。

 

『やんちゃな子への対応方法』を検索して、私は失敗した

"やんちゃ対応◯◯選"のような記事は、いまだに検索上位に表示され続けている。

 

つい最近、私の目に止まったその記事。

そのとき思い出したのは、それによって

私が潰してしまった子どもの可能性だった。

 

あのとき、一番悪かったのは私です。

当然、「その情報」ではない。

 

ただ。

 

同じ過ちをする人は、これ以上
絶対に増やしたくなかった。

 

あの11のアドバイスは、どれも一見「正しそう」に見えます。

 

だがそれを忠実に実践した結果、
私のクラスは完全に崩壊してしまいました。。。

 

昭和や平成だったら、ギリ通用してた(?)のかも知れない。
だが、断言します。ああいった方法は、もう完全に通用しません。

 

「いや。あの方法も、間違ってないはずだ」

 

そう思った人もいるでしょう。
私も最初はそう思いました。

 

「やんちゃ君に勝つ」ために、

 

褒めて、権威を見せて、テンポよく授業をして…

 

全部やった。でも、どれも裏目に出た。

つまり、やんちゃ君との関係性は

どんどん悪化していきました。

 

教室で立ち尽くし、何も手につかず
「どうして?どこで間違えた?」と自分を責め続けた日々。

 

あなたがもし同じ経験をしているなら、
私は断言します。

 

間違っているのは、あなたではない。

 

間違っているのは、あの「やんちゃ対応11選」に代表される

表面的な対応テクニックです。

 

「これまでの教育」が抱える根本的な問題

昭和には暴力があった。

 

平成には"間違った優しさ"が溢れていた。

 

どちらも、子どもの存在を本当の意味で尊重していなかった。

結局、いちばん被害者になるのは子どもです。


もう、世の中のリアルと、
現場の実態に合わないやり方は考え直すべきだ。

 

11の対応法に潜む共通の落とし穴

どう言われようとも、学校は『集団生活の場』。


どうしても、
『個より集団が優先される』場面は
あり得ます。

 

それは動かしがたい事実です。誤魔化せない。

 

「児童を変える場面。児童に変わってもらうしかない場面」も、
どうしたって出てくる。

権威性だって不可欠だし、押し付ける部分だってかなりある。

それが、『キレイゴトではない現実』。

 

そのなかで「児童を動かす技術」というのは
1人の担任が集団を相手にする以上、

正直なところ必須スキルです。

 

でもあの『11の方法』は、
全てに通じる問題点
があります。

 

それは、いわゆる「やんちゃ君」と言われる児童を

  • 仲間じゃなく
  • 育てるじゃなく押さえつける
  • 導くじゃなくコントロール
  • 関わるじゃなく徹底管理

 

ぶっちゃけ、もはや

児童じゃなく囚人に近い捉え方。

 

また、教師のスタンスとして

教師は

『完璧な存在である』

『間違っちゃいけない』

『間違ってもいない』

 

そういう態度であることが推奨されている。
これがけっこう現実的に厳しい。

 

やりきれない。
いまの時代、とくに通用しづらい。

 

そもそもそれぞれの先生の前提をフル無視してる。

みんなが「完璧な人間じゃない」ことは大前提。

その上で、できる限り「やりきれる」やり方が望ましい。

 

多くの人が"やんちゃ対応"の「正解」を探している。

でも、「ある程度の最適解」はあるかもしれないが、「正解」はない。

 

もちろん、私がこれから提示するやり方も、正解なんかではない。

 

ただ、一つ言えるのは
「11の方法」を実践してしまったら、


やんちゃ君との関係性は、
かなり高い確率で終わってしまう。

 

そういう人を、たくさん見てきた。

そして、私自身がそうだった。

 

現場の現実 ─ キレイゴトだけでは子どもは育たない

でもそれは「教育(=成長、育成)」につなげるべきであって、1人の人格(=やんちゃ)を潰すことによって「教育(=押さえつけ、調教)」することじゃない。

 

そんな事やっても、誰も救われない。ただ問題を次年度に先送りしてるだけ。家庭で爆発させてる説すらある。

 

先送りするのもひとつの方法かもしれない。

が、そもそもこのやり方「11の方法」では、「やりきれる見込みある人間」の数が、圧倒的に少なすぎる。

理由は、それぞれの方法が「やんちゃに対するリスペクトがないこと」「教師という立場を『上に見すぎている』こと」何より「人間心理に1㎜も寄り添ってないこと」。だから、児童は変わらない。

 

「やんちゃへの『愛がない』から変わらない!」とか「甘っちょろいキレイゴト」をいうつもりはありません。シンプルに「全ての方法に『無理がある』」からやんちゃは変わらないし、変われないんです。

 

私も全てを試した。そして全てが失敗した。

 

この11の方法、私は全部やりました。

これはもう、マジで全部やりました。

 

でも、残ったのは結局「崩壊」だけ。

本当に申し訳ない一年にしてしまった。

 

僕自信の工夫が足りなかったことは認めます。
この方法の本質を理解できなかった、私の力不足でしかない。

 

当時の私は、崩れ行く学級を前に、こういった類の書籍、めちゃくちゃ読みまくりました(分かる人には分かると思います)。

 

この11の手法も、全て書籍内で読み込んでましたし、実践のため毎回「指導台本」みたいなやつを作って流れをイメージ。一言一句間違えないぞ!くらいの熱意で臨んでました。

 

ところが、うまくいくどころか、やんちゃ君との関係性は悪化するばかり。

 

ある日の放課後、誰もいない教室で、何も手につかなくなったんですね。

 

「なぜうまくいかないんだ?」

「もっと完璧にやれば良かったのか?」

「私には向いてないのか?」

その答えを見つけるまで、何年もかかった。

 

学級が崩壊する「やんちゃ対応11選」の落とし穴

「やんちゃ対応11選」に代表されるよくある方法が、どうして危険なのか、現場経験から説明します。

以下の内容を、今後の記事で「全て詳しく解説」します。

※随時更新しています。

この方法でうまく行かなかった私が、どうやって対応したのか?についても書いていきます。

 

  1. 「褒めれば変わる」は本当か? ── 褒めに潜む"コントロール"
    褒めるが手段になった瞬間、それは純粋な認証ではなくなる。子どもは「この大人、俺を動かそうとしてる」と驚くほど敏感に感じ取る。私は「◯◯さん、鉛筆から煙が出ているね!」を100回言っても何も変わらなかった。

     

  2. "権威を見せる"が逆効果な理由 ── 子どもは見抜いてる
    権威で押さえつけると確かに一時的に静かになる。でも、子どもの心はその分、確実に閉じていく。それは「成長」ではなく「服従」。そして服従は持続しない。

     

  3. 「約束は軽々しくするな」は正論…でも現場では毒になる
    約束を"評価の道具"として使えば、子どもとの距離は広がるばかり。関係性は「信頼の交換」から始まる。私自身、約束を守れず、子どもの前で頭を下げたことが何度もある。

     

  4. "やんちゃに育つ前に止める"は、教育か制圧か
    大人が子どもと同じレベルで"やんちゃ"になれば、それは教育ではなく単なる力の行使だ。そこに育ちはなく、次の反発を生むだけ。

     

  5. 弱点を探す?── それ、指導じゃなく"追い詰め"です
    弱点攻撃で押さえつけることを「指導」と呼んできた私がいた。今思えば、それは「育てる」ではなく「潰す」行為でした。子どもを傷つけてしまった記憶は今も消えません…

     

  6. 孤立させて"戦わせる"構図が教室を壊す
    孤立させて"勝つ"ことを教育だと思っていた。でもそれは「育成」ではなく「排除」でしかなく、クラス全体の空気も壊していった。

     

  7. 時間厳守が先か、信頼構築が先か──現場の真実
    時間厳守より、根本にあるのは「なぜその時間が大切なのか」を伝えること。そして約束を守りたくなる「義理」があること。形だけの時間管理は意味をなさない。

  8. 「目で伝えろ」だけじゃ、伝わらない子がいる
    非言語的コミュニケーションだけで伝わる子は限られている。すべての子に届く言葉を見つける努力を放棄すべきではない。それは教師の責任放棄だった。



  9. 指示が通らないから"出さない"?──それが崩壊の一歩
    「通らない指示は出さない」は現場では非現実的だ。いくら「スモールステップで指示を出そう」と考えても、聞かないものは聞かない。聞かないのは、指示の内容が悪いのではない。シンプルに「指示を出す人」がやんちゃにとって「何者でもない」から聞かないだけです。

     

  10. "長い説教"が逆効果なワケ──伝わるのは「短い本音」だけ
    「説教はダメ」という言葉の下で、本当の対話から逃げていないか?短くても心がこもっていなければ意味がない。私は5分の説教より、30秒の本音の方が伝わると学びました。

     

  11. 授業テンポで誤魔化すな──「操作」と「育てる」の決定的違い
    テンポだけで子どもの心は掴めない。心を動かす内容こそが大切だ。テンポで誤魔化して「うまくいった気」になっていた自分が恥ずかしい…

     

これらのうち、あなたが"正しい"と思っていたものは何個ありましたか?

 

私は以前、全て「正しい」と信じていました。

そして、全てが裏目に出ました。

 

もし一つでも「これは正しい」と思ったなら、それがあなたの教室を変える第一歩かもしれません。

 

やんちゃな子に必要なのは「対応」ではなく"関係性"だ

やんちゃな子に本当に必要なのは「対応」ではない。"関係性の再構築"です。

もちろん、簡単なことではないです。

 

そしてこの時に必要なのは「対応スキル」ではなく、

あなた自身が子どもを見る"視点"の変化です。

 

「この子を変えよう」ではなく、「この子の行動の本音は?」

「この子を管理しよう」ではなく、「この子が集団生活で困らないためには?」

「この子を黙らせよう」ではなく、「この子の力を活かすには?」

 

見方が変われば、すべてが変わる。

 

私自身がそう変わったから、今ここにいる。

 

あるクラスで、私は最も手に負えないと言われた子どもに、こう尋ねた。

 

「君は、どうなりたいんだい?」

「何を求めているの?」

 

彼は最初、黙ってました。

 

でも、本気で聴こうとする姿勢を見せ続けたら、やがて口を開いた。

 

「…誰も、俺の話を聞いてくれない」

「みんなと仲良くしたい」

 

その一言から、すべてが変わり始めた。

 

 

これからの記事について、正直に言っておきます

私がこれからお伝えするやり方だって、

 

「結局、子どもをコントロールしてるじゃん」

「そんなに甘くないよ」「押さえつけてるじゃん」

「そもそも『子どもを変える』っていう考えがおかしい」

そう思われるかも知れません。

 

でも、少なくとも私は。

 

「11の方法」でうまく行かなかったので、自分なりに試行錯誤しまくって、学びまくって、実践して、失敗して、子どもたちに謝罪して(←これはけっこう重要)、試行錯誤を繰り返してきたんです。

 

そのおかげで、これまでたくさんの感謝の言葉をいただくことができた。

子どもからも、保護者からも。

面談で涙を流して感謝してくださった親御さんもいる。

 

だから「11の方法でうまくいった!」という人は読まないほうがいいです。絶対に気分悪くなります。

 

一方で、「11の方法、なんかしっくり来なかったんだよな」「やりきれなかった…」「失敗した…」という人は十分に見る価値あると思います。

 

これから「11の記事」で、すべてをお伝えします

これから11の記事を通して、検索上位に出てくる「やんちゃ対応」を、一つ一つ明らかにしていきます。

 

次回からの記事では、それぞれの「間違った対応」について、私自身の失敗体験を交えながら、現場で本当に機能する考え方を提案します。

 

これはただの批判ではなく、同じ悩みを持つ仲間への声です。

 

初回は「【「褒めれば変わる」は本当か?】  褒めに潜む"コントロール"の正体」。

読んだ後、あなたの「褒める」に対する見方が変わるかもしれません。

 

あなたの「違和感」は間違っていなかった

「11の方法」を読んで「なんか違うな」と感じていたあなた。

 

その違和感は、間違いじゃないです。

 

教室で苦しんでいる仲間へ伝えたい。

「もうダメかも」と思っているあなたへ。

 

一人じゃない。同じように悩んでいる仲間がいる。

 

そして、「このままじゃダメだ」と気づいたことは、あなたの強みです。

 

次は「【「褒めれば変わる」は本当か?】 褒めに潜む"コントロール"の正体」について描きますね。

※この記事です ↓ 

 

 

PS同じ悩みを抱えるあなたへ

この記事を読んでくださったあなただけに、ある経験を共有したい。

教師1年目、学級崩壊の真っ只中にいた頃の話です。

明日も教室に行かなきゃいけないのに、足が震えて動けなくなっていた私に、ある先輩教師がこう言った。

「お前、悩みすぎだよ。もっと適当にやれば?どうせ子どもなんて変わらないって」

その言葉を聞いたとき、私の中で何かが変わった。

「適当にやる」という意味ではなく、「完璧を求めすぎない」ということだと気づいたんです。

そして私は翌日から、「マニュアル通りの対応」を一切やめた。子どもは『1人の、すでに人格が確立されてる人間』であると捉え直した。

そして、ありのままの自分として、子どもたちに向き合った。

 

最初の変化は小さかったです。いつも暴れまわっていた子が、私の「おはよう」にチラッと反応を示した日。教室の空気が、ほんの少しだけ変わり始めた瞬間。

 

それは劇的な変化ではなく、小さい一歩でした。

 

「対応法」を変えたからではない。私の「見方」を変えたからこその変化、だったと思います。

 

いま、全国のどこかで、同じように苦しんでいる教師がいるなら。

 

あなたの「違和感」を大切にしてほしい。

 

それは、あなたが「何かがおかしい」と気づける感性を持っている証拠だから。

 

その感性こそが、あなたとあなたの教室を救う鍵になるはず。

そのために、この先の記事で私の経験をすべて共有するつもりです。

 

次の記事で、またお会いしましょう!

 

※この記事もオススメです。今回の内容が「より多くの事例で」「人間心理に基づいて」語られています。

 ↓

※ちなみに、私はこんな人です

 ↓ 

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